ピリオド

むくです。随分時間があいてしまいました。
さて、僕もいよいよ引っ越しです。今、部屋を片付けたり、荷造りをしたりしています。職場の人に「引っ越しの機会には、思い切っていっぱいモノ捨てた方がいいよ」というアドバイスを受けました。今そのアドバイスを忠実に実行しています。
はじめはどんどんモノが減ってスッキリしていって、気持ち良かったんですが、モノを捨てて捨てて、ドンドン捨てて、今は「ここまで捨てられるって…俺の部屋っていったい何やったんや…」っていう気持ちです。ほろ苦い。
この部屋ともバイバイか、と思うと、色々なことを思い出します。
この部屋に越してきた大阪移住当時。家具を徐々に揃えていった頃。1シーズン10回を目標に鍋をしまくっていた頃。夜な夜なランニングに出掛けた試合前。一度埼玉に流出してそれから戻ってきた時の懐かしい気持ち。そして、結婚後引っ越しまでのこの部屋での最後の猶予期間。
思い出っちゅうのは、はじめは鮮烈でも、だんだん味も忘れて、色褪せて、きっと最後は単なる記号になってしまうのかな、とも思います。抗いたいけど、そこは人間だからしょうがない。逆に記号でもいいから、死ぬまで覚えていたいと、僕はそう思います。死んでも覚えていたいと思うわけです。